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健康経営の取り組みHealth management

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~健康経営への道のり~

代表取締役 赤城義隆

「この会社に入ってよかった」私の最大の目標はそう思える会社にすることです。

私たちは日本の血液として重要なインフラを担っているということに誇りを持ち日々業務にあたっております。その任務を果たすためには一人ひとりが健康でなければなりません。

健康であることは仕事だけでなく人生の重要なファクターです。まずは自分自身が健康であること、そして家族、同僚、ご縁のある方すべてが健康でありますように、今後も健康第一で取組んでまいりたいと考えております。

父と会社を立ち上げ25年。

 父はずっと運送会社に勤務しており、私が幼少の頃は朝起きたらもういない、夜は寝た後に帰って来るという日々で、幼心にも運送業という仕事は大変な仕事なのだな、と感じていたので、自分は絶対に運送業だけはやりたくないと思っていました。
 大学を卒業してマーケティングの仕事に携わりたいとスーパーの会社に就職したものの、なぜか毎日バックヤードで野菜の袋詰めをする日々。やりがいを見つけられず、体重も10㎏落ちて「このままではいられない」と悩んでいた時、父も色々あって独立を考えていたようで、「一緒にやるか?」と言ってくれたことが転職を決めたきっかけでした。
 それから14年間、父から運送業のイロハを学び、社長を継承しました。「これからはお前の自由にやれ。自由だが、判断を間違えると社員とその家族が路頭に迷うことになるぞ。取引先と社員のことを頼んだぞ。」父の言葉に強烈な責任の重さを感じたことを覚えています。継承して11年、責任の重さは変わっていません。社員とその家族、取引先関係各社様、ステークホルダーの方々を幸せにする会社(存在)を目指しています。

健康経営のきっかけ

 継承した時点ではまだまだ福利厚生も整備途中で、社員に年1回の健康診断を受けてもらうことも大変でした。
健康診断をやります、というと「面倒くさい」「待ち時間が長い」「受けたって意味がない」と不満ばかりが目立ちました。お恥ずかしい話ですが、私自身、その当時は健康に関して勉強不足だったので十分な社員教育が行き届いておりませんでした。しかし、とにかくできることからコツコツとやっていくしかないと思い、健康診断を全員受けてもらうところから始めました。
 総務部の一員となった妻の協力もあり、ようやく全員の健康診断受診が軌道に乗りだした頃、異変が起きました。社員の一人が脳梗塞で倒れてしまったのです。自宅で倒れているのを家族が発見し、救急搬送されました。数週間の入院と数カ月のリハビリの結果、後遺症が残った為、復帰が出来なくなりました。高血圧と糖尿病治療中でしたが、健康診断結果でも血圧が高かったため、再検査を受けるよう面談で伝えた矢先の出来事でした。
大事な社員が健康不良で働けなくなることほど悲しいことはありません。もう二度とこんな不幸なことが起こらないようにしなければと、固く決意しました。

悩みながら、10年。

 まず始めたことは「自分の健康状態に関心を持ってもらうこと」でした。健康診断結果が届くと総務担当者が経年比較表(入社当時から経年で比較できるように作成した表)を作成し、個別に手紙を書きました。労いや感謝の言葉から始まり、前回と比較して良くなったところは喜びの言葉を、惜しい結果だったところは資料を添えて励ましの言葉を書いていました。

 健診項目の意味や医療用語を調べて、その数値が高いとどうなるか、低いとどうなるかをわかりやすく書いて渡していました。それを読んだ社員から最初は「こんなこと言われなくても自分の体のことは自分でわかる!余計なお世話だ!」と怒鳴られたり、「ここが悪い、あそこが悪いと言われたら余計具合が悪くなっちゃうよ。」と鼻で笑われたり、手紙を読まずに目の前でシュレッダーにかけられたこともあったとのことで、伝わらないことがこんなに悲しいことだと思いませんでしたと泣きながら相談をしてきたこともありました。私は「いつかわかってくれる日が来る。私も手伝うよ。諦めないで頑張ろう。」と担当者を励ましたのでした。しかし、そんな努力をあざ笑うかのように、大病に罹患して手術・入院となってしまった社員が出てしまいました。手紙を読まずにシュレッダーにかけた社員でした。再三にわたり面談を実施して再検査を促してきましたが、聞く耳を持ってはくれませんでした。
病気が発覚した直後、「あの時、言われてすぐに受診していれば良かった」と後悔の言葉を口にしました。やっと理解してくれた瞬間でした。しかし、「病気になる前に理解してほしかった、それを説得できるだけの知識が私にあったなら・・」と私にも担当者にも後悔が残りました。

社員達の変化

 自分の健康状態に関心を寄せてもらう取組みを始めてから10年、業界ではドライバーの健康起因事故が社会問題化し、ますます健康状態の把握・管理が最重要となっています。
 担当者が「経年比較表」を作成し、資料を添えて手紙を書き、私と共に面談を重ねていくうちに社員達の理解も徐々に深まってきました。健康状態が悪化して起こる事故、「健康起因事故」のことを繰り返し伝えてきました。「再検査の受診率100%」を目指し日々努力を続けております。健診を受けるのを「面倒くさい」「意味がない」という社員はもういません。反対に、「健診結果が早く見たい」という社員がいたり、「健診項目でわからない項目があるので教えて」と担当者に聞きに来たり、「数値を改善するにはどうしたら良いだろうか」と相談に来たり、「こんな方法で取り組んでみたよ」と報告があったり。こんな光景を目にする日が来るのを、ずっと望んでいました。
 社内で発行している健康情報紙「KOTONOHA」の紙面で健康管理に熱心に取組んでいる社員をインタビュー形式で紹介していることも、意識のけん引に繋がっているのではないかと思います。でもまさか社員達にここまでの変化が起こるとは、正直、想像もしていませんでした。あの時諦めずに頑張った、そして今も頑張ってくれている担当者に、感謝しています。

健康経営へのこだわり
「健康でなければ人生楽しくない!」

 現在、弊社では健康診断を年に二回(一部を除き)実施し、受診率は本社・栃木営業所ともに100%です。
 2017年からスタートしたプラチナ健診(脳MRI検査、心臓超音波検査、頸動脈超音波検査)は健診結果を鑑みて受診が必要と判断した社員を対象に会社が全額負担で実施しています。その他、SASスクリーニング検査については3年に1度は全社一斉に検査を実施(入社時、必要と判断した時は随時)、インフルエンザ予防接種も全額会社負担で実施しております。2020年からは健康診断時の追加(オプション)検査を受ける場合は会社が半額補助する制度を始めました。申込者が5倍になりました。
 2021年には全社で協会けんぽの「禁煙チャレンジ」に初参加、期間中に完全に「卒煙」した人が4人となり、喫煙率が3割に到達しました。
 禁煙パッチ購入補助や禁煙外来受診補助などのサポートを用意していましたが、今回の「卒煙者」には必要なかったようです。大いに褒めたいと思います。


「気づき」を育てる

 褒めるといえば、2017年頃から「Good job! Thanks!」カードを贈り合うという取組みを行っております。人の悪いところはいくらでも見えるけれども、良いところは観ようとしないとなかなか観えないものです。もっと仲間の良いところを観て「いいね!」や「ありがとう!」を伝えよう!という社員のアイディアから始まり、品質向上委員会が中心となって活動しております。現在5年目に入り、少しずつですが形を進化させながら頑張っています。今でこそLINEなどもコミュニケーションツールとして活用しておりますがスタートした当初は勤務時間帯が正反対の社員同士がコミュニケーションをとることがなかなか難しく、感謝や称賛の気持ちがあってもそれを伝える場がありませんでした。Good job! Thanks!カードを贈り合う取組みは、社員同士のコミュニケーションの促進、社内の活性化、モチベーションの向上にも寄与し、健康経営の実践として適っていると考えます。さらに、「観る力」がついたことで、同僚のいつもと違うメンタル面への「気づき」などに繋がっています。
 効果はそれだけではありません。本社事務所の掲示板に貼ってあるGood job! Thanks!カードをご覧になった新規のお客様から「ぜひ、取引きをお願いします!」とお声を掛けていただいたり、金融機関への印象も好く、特別な金利で融資を受けることができたりと、社外にも思いがけない効果があったことは本当に驚きでした。Good job! Thanks!カードを贈り合うもしくは感謝やエールを送りあう取組み自体を当社の風土にしていけたらと考えております。今後も社員の声を活かし、より良い会社にしていきたいと考えております。

ひとりの健康を守ることは全員の命と雇用を守ること

面談の時にある社員が「私は事故で死んでも誰も悲しむ人がいません。だから、健康を気にしても仕方がないのです。」と言いました。「私はあなたが健康でいてくれると嬉しいです。あなたの仕事をとても素晴らしいと思っているし、これからも元気でいてもらわないと困ります。若い人を育ててほしいし、私にも色々なアイディアを聞かせてほしい。どうかこれからも力を貸してください。よろしくお願いします。」と伝えると理解してくれました。一人の社員の健康を守ることは、全員の命と雇用を守ることに繋がります。一人が健康起因事故を起こしてしまったら、会社は使用者責任を負い、厳罰を科せられることになります。会社の存続が難しくなり、何の落ち度もない社員達が突然職を失い、放り出されることになりかねません。そのことをもっと熱く伝えていきたいと考えております。
私の最大の目標は「この会社に入ってよかった」と思える会社にすることです。
そのために、健康経営は必要不可欠なものだと思います。
〝まだまだ整備途中、″と心得、今後も精進してまいりたいと思います。

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